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コア同位体分析コース

 

本コースでは、地球化学試料の同位体分析を取り扱います。

地球化学試料の各種同位体組成は、その形成環境・形成過程や構成する物質の起源などによって変動などによって変動することから、環境解析や年代決定、生物種の同定などに広く用いられています。しかし実際に利用するには、教科書的な知識に加えて、分析テクニックを学びノウハウを習得することが必要です。

コア同位体分析コースは、大学院生以上の方(4月進学予定の方を含む)を対象とした、コア解析のための応用的・専門的なスキルを学ぶためのコースです。

・個別の機器に特化した試料の前処理法、各機器システムの使用法、データの評価・解析法などを習得

・ 高知コアセンターの高精度同位体分析装置を用いて、実際の試料を分析する少人数での実習プログラム

意欲あふれる大学院生、研究者の参加をお待ちしています。

 

 

  • 開催報告_2009
  • 開催報告_2008
  • 開催報告_2007

 

実施日程

2010年3月12日(金)9:00 - 14日17:00  3日間

 

実施場所

高知コアセンター (〒783-8502 高知県南国市物部乙200)

>> 高知コアセンターWeb

 

主催・共催・協力

共催:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC),高知コアセンター 

協力:株式会社マリン・ワーク・ジャパン

 

 

参加者

6名(各コースにつき3名)

 

<予算>

J-DESCコアスクール・コアスクール開催費

 

実施概要

コア同位体分析コースは分析対象別に2つのサブコースを設け、各サブコースの 定員を限定しマンツーマンに近い実習を行った。

 

共通レクチャー

<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部

<内容>

2つのサブコースに共通する質量分析計、真空ポンプ、真空計、データ解析のための統計処理についてレクチャーを行った。

また身近な話題を交え、同位体分析と質量分析計の基礎を学んだ。

 

1)炭酸塩の炭素・酸素同位体分析

<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
池原 実 高知大学 海洋コア総合研究センター

<内容>

酸素・炭素同位体分析についてサンプリングから分析、解釈に至るまでを実際の手順に沿ってレクチャーした。具体的には地球科学における酸素・炭素同位体比の有用性、応用例、また試料の前処理や測定の手法・原理に関して学んだ。実習では炭酸塩試料を用いて同位体測定に必要な一連の作業を行い同位体比を測定した。さらに最終日には、測定されたデータを地球科学的に解釈し、その結果を30分程度のプレゼンにまとめ発表した。

 

2)炭酸塩のストロンチウム同位体分析

<講師>

永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
石川 剛志 海洋研究開発機構 高知コア研究所
谷水 雅治 海洋研究開発機構 高知コア研究所

<内容>

本コースではまず講義として、ストロンチウム同位体比が地球科学に果たす役割や実例、また試料から分離濃縮回収する手法に関して学んだ。次に実習として、炭酸塩試料を酸分解し、クリーンルーム内にてイオン交換法を用いてSrを化学分離した後、表面電離型質量分析装置(TIMS)を用いてその同位体比を測定した。同位体比測定は、タンタルアクチベータを用いたシングルフィラメント法を用いた。最終日には実習で測定されたデータをまとめ、地球科学的な考察を行い、その結果を30分程度のプレゼンとして発表した。

 

<全体スケジュール>

日付 時間 内容
酸素・炭素 ストロンチウム

Day1

3/12(Fri)

08:30-09:00 受付
  09:00-09:30 全体説明・自己紹介
  09:30-11:00

共通レクチャー

(真空を作る・計る,イオン源質量分離,イオン計測,統計処理)

  11:00-12:00 講義 講義
  12:00-13:00 昼食
  13:00-18:30

実習

(サンプリング・試料秤量)

実習

(試料秤量・分解・カラム分離・乾固)

 

19:00-21:00

懇親会

Day2

3/13(Sat)

09:00-12:00

実習

(ハードウェア説明・測定)

実習

(試料塗布・試料導入)

  12:00-13:00 実習(有孔虫) 実習(測定)
  13:00-18:00 講義
  19:00- 夕食  

Day3

3/14(Sun)

09:00-12:00 データ整理・プレゼン準備
  12:00-13:00 昼食
  13:00-15:00 データ整理・プレゼン準備
  15:10-16:45

プレゼンテーション

(発表 + 質疑応答)

  17:00 閉会・解散

 

<成果物>

・レクチャーノート

 

<本コースの成果と今後の展望・課題>

「コア同位体分析コース」は少人数で実践的なコア解析技術をマスターすることを目的としているが、今回も酸素・炭素サブコース、Srサブコースそれぞれ3名の受講できめの細かい指導ができ、当初の目的は達成できたと考えている。
本コースでは、まず始めに2つのサブコース合同で、質量分析計を理解する上で欠かせない真空の話や、イオン計測および統計処理について共通レクチャーを行い、実習前の基礎知識が習得できたようである。また、各サブコースに別れての実習では、実際に手を動かし試料の前処理や分析機器のオペレーションを行うことで同位体測定手法や手順を体得していた。今回の参加者は学部4年生から修士2年生でこれまでの経験や理解度に差が少なかったため講師陣も比較的指導し易かった。また年齢の差もあまりないことからコミュニケーションも活発にとれていた。その反面、リーダーシップを取る人がなく、データ整理やプレゼン準備では手間取っていたようである。プレゼンテーションはそれぞれのサブコース共よくまとめられており、活発な議論を行うことができた。今回の実習で使用したサンプルは両コース同じで、それぞれのコースの比較検討も期待していたが、そこまで議論を深めることはできなかった。
「コア同位体分析コース」は「コア基礎解析コース」から連続した日程で開催し、今回も両コースに渡って受講された方が2名いた。本コースは基礎を踏まえたより高度な内容のコースなので、内容的にも日程的にも今後とも連携して実施することが望ましい。そして、今後コアスクールを充実させ発展させるためにはJ-DESCが主体となって実施することが必要である。

 

 

 

 

 

 

開催概要

 

申し込み受付は終了いたしました。

たくさんのご応募、ありがとうございました。

 

1.開催日程等

日程

 2010年3月12日(金)9:00 - 14日17:00  3日間 

 ※受付:2010年3月12日(金)8:30〜9:00 高知コアセンター エントランスにて

 

場所

高知コアセンター (〒783-8502 高知県南国市物部乙200)

>> 高知コアセンターWeb

 

〜アクセス方法〜

コアセンターは,高知龍馬空港に近接する高知大学物部キャンパス内にあります.

>> アクセス方法

 

・空路:高知龍馬空港から徒歩12分程度.

     上記アクセス方法に空港からコアセンターまでの近道ルートが表示されています.

     雨天時などはバスもしくはタクシーで移動してください.詳細は上記HPでご確認ください.

    高知龍馬空港へは,東京羽田,名古屋小牧,大阪伊丹,福岡,那覇各地からのフライトがあります.

・JR:JR後免駅が最寄り駅です.

    JR後免駅からコアセンターへはタクシーが便利です.

    JR後免駅からのバスは運行されていませんのでご注意下さい.

    JRの駅からバスでの移動を希望する方は,JR高知駅で下車し,空港連絡バスにご乗車ください.

   下車バス停は「高知大学農学部前」です.

・ 高速バス:東京,大阪,京都,岡山,福岡などと高知を結ぶ高速バスが利用できます.

    JR高知駅からは空港連絡バスに乗車し,「高知大学農学部前」にて下車してください.

・ 車:高知自動車道・南国インターチェンジから,車で約20分.

   『高知龍馬空港』の道路案内板にしたがって来ると確実です.

   キャンパス正門前に「高知大学農学部」の掲示板があります.車の入構規制は特にありません.

 

主催・共催・協力

共催:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC),高知コアセンター 

協力:株式会社マリン・ワーク・ジャパン

 

対象

大学院生以上の方(4月進学予定の方を含む

 

募集人数

各コースにつき4名 (定員を超える申込があった場合は書類選考を実施します)

 

参加費

¥10,000程度(交通費を除く)

※ 参加費(朝食代・資料代含む)2,000円,宿泊費3,000円(2泊分_*1),弁当代1,500円(3食分),懇親会費2,500円

  *1 高知大学の宿泊施設利用者費用.民間の宿泊施設利用者は各自.

※ J-DESC会員機関からご参加いただく学生,大学院生の方には、参加旅費として最大1万円の援助があります.

  詳細は本ページ下部をご確認下さい.

※ 宿泊・弁当・懇親会参加については、参加確定後に要否を問い合わせます.

  諸費用は、問い合わせへの回答にもとづき、受付の際に所要の額をお支払いいただきます.

※ 平日の昼食は、高知大学生協食堂(11:00-13:30)が利用できます.

 

宿泊

宿泊は,医学部岡豊キャンパスの宿泊施設(岡豊会館)か,近郊のビジネスホテル等をお使いください.

厚生会館は開催前日(11日)や解散日(12日)に宿泊することも可能です.

ビジネスホテルは,近くにホリデイ・イン高知,ビジネスホテル空港,高知黒潮ホテルなどがあります.

 

コースの概要

コア同位体分析コースでは,各コースに共通する内容を講義した上で(共通レクチャー),各コースに分かれて講義・実習を行います.

3日目は,2日目までの実習で分析した結果をコース毎にまとめ,プレゼンテーションを行っていただきます.

 

共通レクチャー

<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部

<内容>

両コースに共通する、質量分析計、真空ポンプ、真空計、データ解析のための統計処理についてレクチャーを行います.

まじめな話の中にも身近な話題を交え、同位体分析と質量分析計の基礎を学びます.

 

1)炭酸塩の炭素・酸素同位体分析

<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
池原 実 高知大学 海洋コア総合研究センター

<内容>

炭素酸素同位体分析について、分析・解釈に至るまでを実際の手順に沿ってレクチャーします.

具体的には,地球科学研究における酸素同位体の有用性,応用例,また前処理や測定の手法・原理に関して学んでいただきます.

実習では,実際の試料を用いて同位体測定に必要な一連の作業を行い,測定されたデータをもとに地球科学的な解釈をしていただきます.

・ サンプル

  炭酸塩試料を想定していますが具体的にはセカンドサーキュラーでお知らせします.

・ 使用する分析装置

  安定同位体比質量分析計 (GVI IsoPrime)

 

2)炭酸塩のストロンチウム同位体分析

<講師>

永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
石川 剛志 海洋研究開発機構 高知コア研究所
谷水 雅治 海洋研究開発機構 高知コア研究所

<内容>

ストロンチウム同位体比に関する講義を行うとともに,炭酸塩試料中のストロンチウムを化学分離し,表面電離型質量分析装置(TIMS)を

用いてストロンチウム同位体比を測定する実習を行います.

ストロンチウムの化学分離は,クリーンルーム内にて湿式化学分離(イオン交換法)を用いて行い,TIMSによるストロンチウム同位体比測定は,

タンタルアクチベータを用いたシングルフィラメント法によって行います.

実習で測定されたデータを使って地球科学的な考察を行っていただきます.

・ サンプル

 炭酸塩試料を想定していますが具体的にはセカンドサーキュラーでお知らせします.

・ 使用する分析装置

 表面電離型質量分析装置 (Thermo TRITON)

・ 持参すべきもの
  筆記用具 (鉛筆ではなくボールペンを持参のこと)

 

参加申込方法

参加申込用紙をダウンロードの上、必要事項を記入し、以下までお送りください.

(メールのタイトルは、 コア同位体分析コース参加申し込み としてください.)

ダウンロード>> こちら

 

送付するエクセル書類のタイトルは、次のようにしてください.

Registration を消し、末尾に申込者の名前をローマ字で加える.

例) 1003_basic_kikuta.xls

 

申込送付先

申し込み受付は終了いたしました。

たくさんのご応募、ありがとうございました。

J-DESC事務局>> info のあとに、 @j-desc.org

※申し込み後、事務局より申込拝受のお知らせを返信いたします.

24時間以内(平日の場合)に返信が届かない場合、何らかの理由で申込が完了していない場合が

ありますので、お電話にてお問い合わせください.

 

お問い合わせ先

J-DESC事務局

Tel:045-770-5359 Fax:045-770-5360

(上記、送付先アドレスでも受け付けております)

 

応募〆切

2010年2月12日(金)

*ただし,定員に達し次第,募集を締め切る場合があります.

 

学生参加の補助

J-DESC会員機関所属の学生を対象に,J-DESCから旅費の補助をいたします.詳細は下記をご覧ください.

1.補助額:上限¥10,000/1人

2.応募資格:所属機関がJ-DESC会員機関である学部生・大学院生

        (指導教員へ問い合わせ あるいは、こちらでご確認下さい.)  

3.注意事項

  ・参加申し込みと同時に補助を希望の旨、明記してください

  ・補助は精算となります(入金には開催後、1ヶ月ほどかかります).

  ・補助対象の方には、参加応募締切後、J-DESC事務局よりメールで案内が送付されます.

  ・案内が送付された後、必要書類をご提出頂きます.

  ・期日までに提出がなかった場合は、補助対象外とさせていただきます.

   (スクール参加資格は残ります.) 

 

世話人・問い合わせ先

菊田宏之(海洋研究開発機構 高知コア研究所)

      〒783-8502 高知県南国市物部乙200

      E-mail:kikuta のあとに、 @jamstec.go.jp

池原 実 (高知大学海洋コア総合研究センター)

      〒783-8502 高知県南国市物部乙200

      E-mail:ikehara のあとに、 @kochi-u.ac.jp

 

 

1.開催日程等

日程

 2009年3月18日(水)9:00 - 20日17:00  3日間 

 

場所

高知コアセンター(高知大学海洋コア総合研究センター/海洋研究開発機構高知コア研究所)

〒783-8502 高知県南国市物部乙200

 

主催・共催・協力

主催:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC),高知コアセンター

協力:株式会社マリン・ワーク・ジャパン

   

参加者数

7名

 

2.概要

実施概要

コア同位体分析コースは分析対象別に2つのサブコースを設け、各サブコースの定員を限定しマンツーマンに近い実習を行った。

 

1)共通レクチャー


<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部

 

 <内容>

3つのサブコースに共通する、質量分析計、真空ポンプ、真空計、データ解析のための統計処理についてレクチャーを行った。まじめな話の中にも身近な話題を交え、同位体分析と質量分析計の基礎を学んだ。

 

2)炭酸塩の炭素・酸素同位体分析コース

 

<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
池原 実 高知大学海洋コア総合研究センター

 

<内容>

海底堆積物コアから古環境に関する情報を引き出す際に、当時海洋を漂っていた有孔虫殻の酸素あるいは炭素の同位体比を分析し利用する手法が確立されている。本コースではまず講義として、地球科学における酸素・炭素同位体比の有用性や、その地球科学分野での応用例、および試料の前処理や測定の手法・原理に関して学んだ。次に実習として、コアから有孔虫殻を拾い出し、選り分け、洗浄した後、酸素・炭素同位体比を実際に測定した。さらに最終日には、測定されたデータを地球科学的に解釈し、その結果を30分程度のプレゼンにまとめ発表した。

 

 


3)炭酸塩のストロンチウム同位体分析コース

 

<講師>

永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
石川 剛志 海洋研究開発機構高知コア研究所
谷水 雅治 海洋研究開発機構高知コア研究所

 

<内容>

ストロンチウム(Sr)87はルビジウム87の壊変生成物であり、ある試料中のSr87の存在割合はその試料の起源を推定する上で重要な役割を演じる。本コースではまず講義として、ストロンチウム同位体比が地球科学に果たす役割や実例、また試料から分離濃縮回収する手法に関して学んだ。次に実習として、陸上炭酸塩試料を酸分解し、クリーンルーム内にてイオン交換法を用いてSrを化学分離した後、表面電離型質量分析装置(TIMS)を用いてその同位体比を測定した。同位体比測定は、タンタルアクチベータを用いたシングルフィラメント法を用いた。最終日には実習で測定されたデータをまとめ、地球科学的な考察を行い、その結果を30分程度のプレゼンとして発表した。

 

 

 

コースの成果と今後の展望・課題

「コア同位体分析コース」は、従来開催されていた「コア解析スクールアドバンスドコース」が基となり、昨年度から実施されているものである。より高度で実践的なコア解析技術をマスターすることを目的としているが、今回も7名中4名が「コア解析基礎コース」から引き続いて受講しているうえ、全国共同利用施設利用経験者も受講しており、当初の目的は達成できたと考えている。
「コア同位体分析コース」では同位体分析という共通するテーマをベースとした2つのサブコースを用意した。最初に開講した、質量分析計に関するレクチャーは、それが同位体分析を行うために必須であることから極めて重要であった。また、各サブコースに別れての実習では、実際に手を動かし試料の前処理や分析機器のオペレーションを行うことで同位体測定手法や手順を体得できたようである。Srコースは5名の受講者が協力し合って理解を深めていく様子が印象的であった。また、酸素炭素コースにおいては、受講者が2名であったため、講師とまさにマンツーマンの非常に濃密な指導を行うことができた。今回は学部4年生の若い受講者が多く、講義中や実習中のみならず、発表準備中や休み時間、夜間、懇親会の全ての時間において非常に活発なコミュニケーションを取っていたように見受けられた。データ解析とプレゼンテーションについては、昨年よりもさらに準備時間を多く取ったので、各プログラムともよくまとめられており活発な議論を行うことができた。受講者のアンケートでは、スクール内容の充実度と質の高さを評価する意見が多かったが、食事内容や生活面(買物ができない、あるいはインターネットに繋がらないなど)の改善要望があげられた。
「コア同位体分析コース」は、基礎コースを踏まえたより発展的なコースで、その目的と意義は前回のコース開設時から明確であり、今後さらに充実させることが必要である。今回も基礎コースに引き続き実施し好評を博した。今後ともJ-DESCコアスクールが高知コアセンターで開催されることは有意義であるが、各コース間の連携や運営体制を充実させるためには、是非来年もJ-DESCがリーダーシップを取り主体となって取りまとめていただきたい。

 

世話人・問い合わせ先 

服部道成(海洋研究開発機構 高知コア研究所)

       E-mail:michattのあとに@jamstec.go.jp

菊田宏之(海洋研究開発機構 高知コア研究所)

      E-mail:kikutaのあとに@jamstec.go.jp

池原 実 (高知大学海洋コア総合研究センター)

      E-mail:ikeharaのあとに@cc.kochi-u.ac.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

1.開催日程等

日程

 2008年3月19日(水)9:00 - 21日17:00  3日間 

 

場所

高知コアセンター(高知大学海洋コア総合研究センター/海洋研究開発機構高知コア研究所)

〒783-8502 高知県南国市物部乙200

 

主催・共催・協力

主催:日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC),高知コアセンター

    岡山大学大学院自然科学研究科   

協力:株式会社マリン・ワーク・ジャパン

    海洋研究開発機構地球内部変動研究センター

 

参加者数

12名

 

2.概要

実施概要

コア同位体分析コースは分析対象別に3つのサブコースを設け、各サブコースの定員を限定しマンツーマンに近い実習を行った。

 

1)共通レクチャー


<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部

 

 <内容>

3つのサブコースに共通する、質量分析計、真空ポンプ、真空計、データ解析のための統計処理についてレクチャーを行います。まじめな話の中にも身近な話題を交え、同位体分析と質量分析計の基礎を学んだ。

 

2)炭酸塩の炭素・酸素同位体分析コース

 

<講師>

松岡 淳 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
佐川 拓也 高知大学海洋コア総合研究センター

 

<内容>

海底堆積物コアを使った古環境解析に欠かせない、有孔虫殻の炭素酸素同位体分析について、コアからのサンプリングから分析・解釈に至るまでを実際の手順に沿ってレクチャーを行った。具体的には、地球科学における酸素同位体の有用性、酸素同位体を用いた地球科学での応用例、前処理や測定の手法・原理に関して学んだ。
実習では、実際のコア試料を用いて、有孔虫の拾い出し・クリーニングなどの同位体測定に必要な一連の作業を行い、測定されたデータをもとに地球科学的な解釈をした。

 


3)炭酸塩のストロンチウム同位体分析コース

 

<講師>

永石 一弥 株式会社マリン・ワーク・ジャパン OD科学技術部
石川 剛志 海洋研究開発機構高知コア研究所
谷水 雅治 海洋研究開発機構高知コア研究所

 

<内容>

ストロンチウム同位体比に関する講義を行うとともに、陸源の炭酸塩(トゥファ)を分析試料として、ストロンチウムを化学分離し、表面電離型質量分析装置(TIMS)を用いてストロンチウム同位体比を測定する実習を行った。ストロンチウムの化学分離は、クリーンルーム内にて湿式化学分離(イオン交換法)を用いて行い、TIMSによるストロンチウム同位体比測定は、タンタルアクチベータを用いたシングルフィラメント法によって行った。実習で測定されたデータを使って地球科学的な考察をした。

 

 

4)有機分子の炭素同位体分析

 

<講師>

奈良岡 浩 岡山大学大学院自然科学研究科
力石 嘉人 海洋研究開発機構地球内部変動研究センター
堀川 恵司 高知大学海洋コア総合研究センター

 

<内容>

試料中に含まれる有機化合物の分子レベルで炭素同位体比を測定した。堆積物(岩)などから有機化合物を抽出し、シリカゲルカラムなどで精製した後、ガスクロマトグラフ質量分析計にて化合物の同定を行い、ガスクロマトグラフ燃焼安定同位体比質量分析計にて炭素同位体比を測定した。

 

 

コースの成果と今後の展望・課題

「コア同位体分析コース」は、昨年まで実施していた「コア解析スクールアドバンスドコース」を引き継いだもので、より高次のコア解析技術をマスターすることを目的としているが、今回も「コア解析基礎コース」から引き続いて受講する者やコアスクール経験者が多く当初の目的は達成したと思われる。
「コア同位体分析コース」では3つのサブコースを用意したが、同位体分析という共通するテーマをベースとしており、質量分析計に関する共通レクチャーは必須であり実習導入時の理解を深めることができた。各サブコースに別れての実習では、実際に手を動かし試料の前処理や分析機器のオペレーションを行うことで同位体測定手法や手順を体得できたようである。また各サブコースとも3名〜5名の受講者であったためマンツーマンに近い丁寧な指導が行えた。レベルの違いこそあれ受講者間のコミュニケーションも良好であった。データ解析とプレゼンテーションについては、昨年までの経験を踏まえ準備時間を多めにしたため、各プログラムともよくまとめられており活発な議論が行えた。受講者のアンケートでは、実習内容の充実度と質の高さに賞賛の声が寄せられたが、生活面(宿泊)の改善要望があがっていた。
「コア同位体分析コース」は、基礎コースを踏まえたより発展的なコースで、その目的と意義は前回のコース開設時から明確であり、今後さらに充実させることが必要である。今回も基礎コースに引き続き実施し好評を得たが「VCDエキスパートコース」と同時に開催されたことから若干の混乱が生じた。今後ともJ-DESCコアスクールが高知コアセンターで開催されることは有意義であるが、各コース間の連携や運営体制を充実させるためにはJ-DESCがリーダーシップを取り主体となって取りまとめていただきたい。

 

お問い合わせ

 高知コア研究所

菊田宏之 kikutaのあとに@jamstec.go.jp

池原 実 ikeharaのあとに@cc.kochi-u.ac.jp

田村 肇 jim-tamura@jamstec.go.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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