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Expedition 318: Wilkes Land Glacial History

  • 航海概要
  • 船上レポート
  • 乗船者追加募集(募集終了)

テーマ

Wilkes Land堆積物から読み取る新生代の東南極氷床の歴史

Scientific Prospectus>>こちら

 

航海期間

2009年1月4日〜3月9日

 

掘削船

JOIDES Resolution(USIO)

 

乗船研究者

日本から参加する乗船研究者

岩井雅夫

(高知大学) Paleontologist (diatom)

香月興太

(高知大学) Sedimentologist

酒井豊三郎

(宇都宮大学) Paleontologist (radiolaria)

杉崎彩子

(総合大学院大学) Paleomagnetist

中井睦美

(大東文化大学) Physical Properties

山根 雅子

(東京大学) Sedimentologist

Francisco J. Jimenez-Espejo

(海洋研究開発機構) Inorganic Geochemistry

 

他国から参加する乗船研究者

Henk Brinkhuis (Co-chief Scientist), Carlota Escutia Dotti (Co-chief Scientist), Peter K. Bijl, Steven M. Bohaty, Stephanie A. Carr, Delphine A. Denis, Robert B. Dunbar, Jhon J. Gonzalez, Ian D. Goodwin, Travis G. Hayden, Boo-Keun Khim, Robert McKay, Matthew P. Olney, Sandra Passchier, Stephen F. Pekar, Jorg Pross, Christina Riesselman, Ursula Rohl, Catherine Stickley, Lisa Tauxe, Shouting Tuo, Tina van de Flierdt

 

掘削エリア

 

航海概要

この航海では,南極氷床の長期間の記録を得て,そのグローバルな海水準変動や古気候の変動との関連を調べるためにWilkes Land 縁辺部の掘削をおこなう.主たる目的は,陸棚やコンチネンタルライズの堆積物から南極大陸に氷床が出現した時期とその特徴を知ることと,コンチネンタルライズの堆積物から新第三紀〜第四紀の氷期/間氷期記録を高解像度で得ることである.さらに,中新世における東南極氷床の規模の時間変化を陸棚堆積物から解明することも重要な目的である.Wilkes Land 縁辺部は,大陸棚にあって氷床発達以前の地層と氷床発達時の地層を隔てる不整合(WL2)がライズ堆積物まで追跡できる唯一の場所であり,陸棚からライズまでのシーケンスの関連がわかるという大きな利点がある.この「氷床ができた時の不整合」の上位と下位の地層が比較的浅い場所で回収できる.2つの堆積環境から(陸棚の堆積物とコンチネンタルライズの半遠洋性堆積物)からコアを採取することで,氷床の開始の記録が得られる.今回の掘削航海により,Wilkes Land の堆積シーケンスの堆積環境や年代,特徴を明らかにする.氷床モデルからWilkes Land 縁辺堆積物は東南極氷床の発達史の後半,Prydz 湾やWeddell 海より後に氷床が発達したことが予測されている.Wilkes Land の掘削結果は南極半島(Leg 178)やPrydz 湾(Leg 188)などの結果と比較でき,南極氷床の発達史の理解が進むと期待される.

 

研究目的と内容

1)2つの堆積環境(陸棚のプログレラデーションウェッジのフォアセット堆積物と下部コンチネンタルライズの半遠洋性堆積物)で南極氷床が出現した面(WL2 不整合)周辺の堆積層を掘削する.これにより氷床の出現時(始新世?)の情報を得る.
2)ライズのマウンド堆積物から新第三紀-第四紀における氷期/間氷期サイクルの高解像度記録を得る
3)陸棚のプログラデーションウェッジの形態が大きく変化した時期を決定する.このウェッジの形態変化は氷床の大きな変動(主に中新世)を記録していると思われる.
4)高緯度大陸縁辺部の氷床発達に関する現在のモデルを検証するため,大陸棚やコンチネンタルライズで砕屑物の運搬や堆積をコントロールするメカニズムを評価するための情報を得る
5)コンチネンタルライズでの巨大マウンド堆積物形成や上部扇状地でのchannel-levee 系形成の原因となった氷床変化の特徴やタイミングについて理解を進める.

 

※航海概要はIFREE/JAMSTEC 黒田潤一郎氏がIODPのウェブページに掲載されている内容をもとに一部解説を加えるなど,意訳・再構成しています.

 

航海詳細>>USIOのページへ

文部科学省プレスリリース>>こちら

 

IODP第318次掘削航海 船上レポート

更新: 2010年3月2日

※日付は日本時間

 

■Exp.318 船上レポートインデックス

船上レポート10>>Episode10:5年越しの夢New!

船上レポート9>>Episode9:PP生活

船上レポート8>>Episode8:堆積学者に必要なもの

船上レポート7>>Episode7:荒波の中での準備期間

船上レポート6>>Episode6:ジム生活の勧め

船上レポート5>>Episode5:女性向けのおすすめ話題(男性は読まなくても結構です)

船上レポート4>>Episode4:出発の瞬間(とき) - 2010年1月9日AM10時30分,ウェリントン港 -

船上レポート3>>Episode3:オフの過ごし方 at ウェリントン

船上レポート2>>Episode2:ニュージーランドの古都ウェリントン

船上レポート1>>Episode1:Working on the future, working in the past.

 

■USIO Daily & Weekly Science Report (英語) >>こちら

■船上の様子in YouTube>>こちら

 

 

船上レポート10 3月2日

Episode10:

山根雅子(東京大学)

 

※写真をクリックすると大きな画像を見ることができます.

写真1

 あこがれの場所、南極。

露岩域 (写真中央の茶色の部分) も

はっきり見えます。

写真2

真面目に働く筆者の証拠写真。

スミアスライドの観察中です。

写真3

 Sedimentologist night team。

左からRob D. (アメリカ)、Masako (日本)、Prakash (インド)、Shouting (中国)、

Rob M. (ニュージーランド)。

素晴らしい仲間と出会えたことにも感謝!

 

私事で恐縮ですが、卒業研究で南極の氷床コアをテーマにして以来、抱いていた夢があります。氷の上にいるペンギン (エンペラーペンギンかアデリーペンギン) を見ること、生で南極を見ること、南極に上陸することの3つです。あれから5年、南極に関わる研究を続け、今回の航海でこのうち2つの夢が叶いました。

(1)氷の上のペンギン。デッキに出て、氷山の写真を撮っていたところ、目の前を横切る小さな氷山の上に白と黒の物体が…。アデリーペンギンだ!と思ったのも束の間、船がものすごい速さで動いていたため、あっと言う間にペンギンの乗った氷山は流れ去って行きました。急いで写真を撮ったものの、氷山まで少し距離があったためか私のカメラの限界なのか、米粒サイズのペンギンしか写っていませんでした (あまりにも分かり難い写真のため、掲載は断念します…)。

(2)生で見る南極。今回の航海でJRが最も南極の近くを通った時、南極との距離はわずか20km!肉眼でも白い大陸、南極を見ることが出来ました (写真1)。よく見ると、氷に覆われていない露岩域まで見えます!やはり南極を生で見ると感動しますし、様々な感情がこみ上げてきます。今回、上陸は出来ませんでしたが、南極研究歴たった5年で南極海に来ることができ、その上2つの夢が叶って、自分は幸せ者だと感じました。

  このような記事を書くと、山根はデッキに出てペンギン探しをしていたり、物思いに耽ってばかりいると思われそうですが、ちゃんとSedimentologistとしての仕事もしています (写真2)。そう言えば、この船上レポートのEpisode-08で高知大の香月さんがDay shiftのSedimentologistを紹介していたので、私も負けじとNight shiftの面々を紹介して、今回のエピソードを締めくくりたいと思います (写真3)。

 

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船上レポート9 2月17日

Episode9:PP生活

中井睦美(大東文化大学)

 

※写真をクリックすると大きな画像を見ることができます.

写真1

コアからにゅるにゅる出てくる堆積物

 

Physical Properitiesの生活についてちょっと述べます。いっぺんに5-6種類の測定器を使う割には単調で、航海によっては、やたら忙しいPPですが、最初なれるまではとまどうものの、「忙しい!」と思う頃には、なれきってルーチンワークで働くことになります。

誰よりも早く外側からもデータからもコアを見られるのですが、悲しいかな、あまりにも忙しいときには、データを見ている余裕もありません。

私はルーペ(年寄り用の視野の大きいものでCo-chiefのお気に入りでした)もチョコもリップクリームもm

 

Physical Propertiesの生活についてちょっと述べます。いっぺんに5?6種類の測定器を使う割には単調で、航海によっては、やたら忙しいPPですが、最初なれるまではとまどうものの、「忙しい!」と思う頃には、なれきってルーチンワークで動くことになります。

誰よりも早く外側からもデータからもコアを見られるのですが、悲しいかな、あまりにも忙しいときには、データを見ている余裕もありません。
  私はルーペ(年寄り用の視野の大きいものでCo-chiefのお気に入りでした)もチョコもリップクリームも目薬も持っていきましたが、一番役にたったのはポケットがいっぱいあるエプロンでした(ホームセンターのお兄さんが着用しているタイプ)。

 

そしてもっと役に立ったのは、飯島さん(Exp321)直伝の日本語PPマニュアルでした。現地には英語の簡易マニュアルはあるものの大分変更があって、細かいところは実際には一致しません。

そこで、掘削に入る前の時間を利用して、簡単な英文測定作業用Flow-chartを作りました。航海後に修正しておきます。

写真は採取した後のガスと水による膨張の激しいコアのFast Track 測定中の様子です。ガス抜きの穴からどんどん堆積物がにゅるにゅると出てきて、レールの上にミミズのような形の泥を落としながらTrack上を走っていきます。GRA(ガンマ線を測定する装置)の危険なゾーンにも落とし物をしてくれたので、テクニシャンがスパチュラでそっと排除してくれました。

 

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船上レポート8 2月17日

Episode8:堆積学者に必要なもの

香月興太(高知大学海洋コア総合研究センター)

 

※写真をクリックすると大きな画像を見ることができます.

写真1

いつも陽気なムードメーカー・ケビン.

ルーペで堆積物を観察中.

写真2

南極だってたまには暖かい.

日光浴中のチームの頭脳スティーブン(一番手前)と縁の下の力持ちゲーソー(手前から3番目).

写真3

南極の景色は美しい!夕陽を撮影中の頼れるチームリーダー・サンドラ.

 

航海に出ると一つや二つ「持ってくれば良かった!」というものが出てくる。

本職の方々に「それでどうやって堆積物を見るつもりだ」と怒られそうだが、<ルーペ>を持ってくることを忘れた。堆積物や鉱物記載の為にルーペは不可欠だなとしみじみ思う。

もう一つは<一眼レフカメラ>。今回結構色々な種類の生痕化石が出てきて、接写機能の重要さを思い知らされた。また,船外の素敵な光景や生物たちを撮影する為に望遠機能も必要だし、海鳥を撮影する為にシャッター速度も重要。まあ一眼レフカメラは別に持ってくるのを忘れたわけではなく、お財布事情が購入を許してくれなかっただけなのだけど。アウトリーチにも役立つと思うのだけど、どこか貸し出してくれないものだろうか。

 

ほかに船内で必要だと思うものをあげると、

<リップクリーム>:船内は乾燥しています,

<チョコレート>:12時間連続勤務のお供に(チームの皆に配る分も忘れずに),

<目薬>:記載や顕微鏡観察で疲れた瞳に,といったところだろうか。

 

 

逆に持ってきたもので使っていないものは

<紅茶パック>:船内に山ほどあります。

 

最後に持ってこないで良かったと思うものは

<かき氷器>:氷山の氷で作りたかったからどうしようか迷ったけど,、JR号に耐氷能力はないから氷をとる機会がなかった。

あんな大きな荷物を持ってきて用途がなかったら精神的に立ちなおれないところであった。

 

 

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船上レポート7 2月7日

Episode7:荒波の中での準備期間

杉崎彩子(海洋研究開発機構)

 

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写真1

キュレーターからコア半割の説明を受ける

乗船研究者

写真2

避難訓練

写真3

サバイバルスーツを着こなす!

(写真提供:Tina van de Flierdt)

写真4

大波!!!

(写真提供:Christina Riesselman)

 

1月9日にウェリントンを出港してから目的地に着くまでの間、乗船者は目的地に着くまで船に慣れるべく色々な準備を始めました。
段々と揺れが激しくなってくる船内では船酔い者が続出してきました。しかし酔って寝ている暇はありません。最初の掘削地点にたどり着くまでコアフロー(写真1)、船上サンプリングの方法、それぞれの持ち場においての測定機器の使い方等、覚えることは山ほどあります。最初のコアが来たら即仕事に取りかかれるよう入念な準備が必要です。
避難訓練(写真2)も行なわれ、救命胴衣に加えて救命用のウェットスーツ(写真3)の着用、救命ボートの乗り方等を教わりました。
暴風圏に入る前から船の揺れは激しくなり、ミーティングルームの机が移動し、本棚の本が落ち、居室の机の引き出しが揺れに合わせて開閉を始めました。窓の外には大波が見えます(写真4)。そんな揺れの中、打ち合わせやセミナーは続きます。

研究者達は昼の12時 −夜の12時までのシフト(noon-midnight)と、夜の12時−昼の12時までのシフト(midnight-noon)に分かれ、24時間体制で働くため、この準備期間中に徐々にそれぞれのシフト体制に体を慣らしていきます。

着々と準備が整ってきました。最初のコアが待ち遠しいです!!

 

 

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船上レポート6 1月30日

Episode6:ジム生活の勧め

香月 興太(高知大学海洋コア総合研究センター)

 

※写真をクリックすると大きな画像を見ることができます.

写真1

恐怖の「Out of Order」

使用禁止になることよりも,自分の使用後に動かない可能性の方が怖い。

写真2

ジムで汗を流す乗船研究者。

古地磁気研究者のリサは1時間以上のランニング、一方日本人研究者は・・・

写真3

「パトラッシュ、僕もう疲れたよ・・・サンドバック大好き!」

 

 JR号の生活は当然のことながら英語を中心にして廻りますが、日常生活が英語というのは日本人にとって多少なりともストレスだと思われます。船内生活のストレスに輪をかけるのが「トイレ」です。JR号のトイレはとにかく作動状況が悪い。乗船3日目にして、公共の場所にあるトイレのほとんどに「Out of Order」と張り出されたのにはさすがに驚かされました。今にして思えば、かなりの頻度で排水ボタンを押してから実際に作動するまで5分程度の空きが出来るため、皆故障だと思ったのでしょうね。この船はこの前改装したそうですが、まずトイレを改装してほしかったと切実に思います。

話はそれましたが、このようなストレスを乗り越え、少しでも快適に研究を行うためには息抜きを行う場所が重要です。ほかの船であれば,「仕事明けの一杯」で息抜きをするところですが、JR号は「ドライシップ」。アルコールはもってのほかということなので、他の手段が要求されます。そこでジムの出番という訳です。

ちなみにこのジム、船内生活で落ちがちな体力を補うという目的で造られたとはとても思えません。まず,ストレッチ等を行うスペースが全くありません。あるのは、所せましと並べられたエクササイズマシーンの数々。サイクリングマシーン・ランニングマシーン等に加えて、多数の筋トレマシーンが充実しております。備え付けの鉄アレイは最軽量の5 kgのほか、平均で40 kgオーバー。最大重量の90 kgにいたっては本当に使った人がいるのか疑問に思うくらいです。ほかの筋トレマシーンの強度も推して知るべし、10回動かすと汗が出てきます。JR号のジムというのは普段陸上の研究生活で鈍った筋肉に活を入れ、乗船中に健康になるためにあるに違いないと思う今日この頃です。

 

 

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船上レポート5 1月20日

Episode5:女性向けのおすすめ話題(男性は読まなくても結構です)

中井 睦美(大東文化大学)

 

※写真をクリックすると大きな画像を見ることができます.

写真1

居室の様子.

1 机 /2 ロッカー /3 私のベッド/

4 ベッド内のライト_上に時計や眼鏡などをおける/5 ロッカー内のS字フック

写真2

水回りの様子

1 エアコン_温度調節できるような気もする/2 洗面台/3 トイレ/

4 シャワールームの棚

 

新しいJR号の部屋は2人部屋で少々せまくなったと同時に使い勝手が少し変わりました。shift に入ってしまえば、12時間自由に使えるので、10時間ぐらいですむことなら少々恥ずかしいことでも何とかなります。

荷物はできるだけ着替えを少なくすることをおすすめします。ドレスやスーツはいりません。けれども冷えるので、下着は防寒用のものも準備し、重ね着をおすすめいたします。布団はけっこう厚いものでした(南極だったので)。

部屋は狭くなった上、色々なタイプが有り、大きいスーツケースは置きにくい部屋もあります。入船の時も、タラップを荷物を持ってあがったり、船内の狭い階段を上り下りしたりしなければならないので、大きなスーツケース1つではなく、小さめの荷物に3つ程度に分けることをおすすめいたします。

生理用品は充分用意してください。また、トイレは備え付けのトイレットペーパーしか流せないのとサニタリーボックスが上から丸見えの上、トイレに男女差はないので、始末の工夫ができたほうがいいのかもしれません。乗船女性スタッフによれば流せる生理用品があるとか(http://www.divacup.com/ )。逆に、寝室内のゴミ箱はステンレス製で蓋つきビニール入りなので、何でも安心して捨てられます。トイレはたしかに故障しやすいようですが、一度流した後、少し時間が必要な気がします。頻繁にボタンを押すとかえって流れなくなります。

シャワーはトイレと同室なので、着替えはトイレの床に置かなくてはなりません。直では我慢ができないのなら着替えを置くビニールシートか、シャワールームのフックにかけられるような着替え入れる袋があるといいでしょう。シャワー室の床はきれいにしてくれています。シャワーは取り外せるようになっていますし、すぐお湯になるので使いやすいです。またシャワールームにはお風呂用ネット物置が有りますから、シャンプーなどもおけます。シャワールームは2部屋共有が多いのですが、たいてい女性どうしだそうです。

収納場所はベッドの下の引き出し1つ、2人共有の机が一つ(引き出しは小3つに、広くて浅いものが1つ)、ロッカーは1つ使えますが中は下に2段しきりがあります。すべてステンレス製です。マグネット(フック付きも便利)を持っていくと、写真を飾れたり、小物入れをつるせたり(6回も乗っている女性は上手に壁に吊るせる小もの入れを持ってきていました)便利です。大きめのS字フックを持っていくとロッカーに袋をつるせて洗面化粧道具やお風呂グッズを整理するのに便利です。

壁にもフックが1-2個ずつありますが、かならずしも使いやすい場所にあるとは限りません。以前はタオルを干せるバーがあって、そこにも下着もブラ程度なら干せたのですが、今はありません。shift に入ってしまえば、タオルで十分水をすわせれば下着も干せますが、ほとんどの女性が下着もネットにいれて洗濯にだしていたような気がします。噂では女性だけはたのめば洗濯させてくれるとか-----。またブラ専用のネットだとネットごと洗ってくれるそうです。他の中程度のネットではネットから出されて洗われてしまうとか。どちらにしろ、あまり過激な下着はさけた方が良さそうです。少し湿っていても、乾燥しているので良く乾きます。

でもお肌に注意!!サプリメントは持っていっている女性が多いですね。

食堂にはケーキがたくさんあります。これも食べ過ぎには注意!!

 

 

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船上レポート4 1月16日

Episode4:出発の瞬間(とき) - 2010年1月9日AM10時30分,ウェリントン港 -

岩井 雅夫(高知大学)

 

※写真をクリックすると大きな画像をみることができます.

写真1

ブリッジの屋上で出港に心躍らせる乗船研究者

写真2

ピクニックテーブルのマリンテクニシャン

極寒地での12時間労働を前に何を想う

写真3

食堂の掲示板に掲示された乗船者の顔写真

 

「8時半乗船待機,10時半出港」他の乗船研究者とともに夕食を楽しんで帰った後にみつけた張り紙。

出港10分前に船内放送があり、一同カメラを片手に船外へ駆け出します。ブリッジ屋上は航海の始まりに心躍る研究者であっというまにあふれかえりました(写真1)。JR号の船旅に慣れたマリンテクニシャンはブリッジ下のピクニックテーブルに腰かけ、静かに出港の時間を過ごしています(写真2)。

 

コチーフ(共同首席研究者)の一人Carlotaにとっては10年越しのプロポーザルが現実のものとなった瞬間。南極半島の航海(ODP Leg178)で同室だったTrivorは今回もロギングススタッフサイエンティストとして乗船。マリンテクニシャンにはLeg178で一緒だったCheihのほか、なんと初めて参加したLeg138で一緒だったカメラマンのJohnや、オペレーション指揮官のRonなど懐かしい顔ぶれがあちこちに・・・(写真3)
南極海の陸棚掘削では珪藻化石が重宝します。とはいえ珪藻化石研究者の4名が微古生物研究者として、2名が堆積学者として乗船する異様な航海。期待と不安が交錯する中、ついにウィルクスランド沖南極海に向け、新生JOIDES Resolution号の旅が始まりました。

 

 

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船上レポート3 1月16日

Episode3:オフの過ごし方 at ウェリントン

山根 雅子(東京大学)

 

※写真をクリックすると大きな画像をみることができます.

写真1

ウェリントンの街並み

写真2

植物と戯れ中

(写真提供:香月氏)

写真3

ニュージーランドから南極へ行きます

(写真提供:岩井氏)

 

 

我々の航海 (IODP Exp.318) は、1月4日から始まりましたが、出港は1月9日です。出港までの数日間も、船内ツアーや様々なミーティングなどで休む暇もありません。このような多忙な日々の中で、出港前日に半日のオフをもらえることになりました。
  JR号が停泊中のウェリントンはニュージーランドの首都ですが、小ぢんまりとしていて、非常に落ち着いた街です (写真1)。しかし、植物園や博物館など見どころは満載で、皆、この時とばかりにウェリントン観光を楽しみました。出港するとしばらく目にすることが出来ない植物を観に行く人 (写真2)。博物館でニュージーランドの文化に触れる人。JR号はお酒禁止なので、今のうちに浴びるほどビールを飲む人。皆それぞれ、束の間のオフを楽しんでいますが、南極や航海のことを忘れているわけではありません。博物館で、南極の地図を目にすると、思わず本航海の掘削地域を指してしまいます (写真3)。地図を見ただけなのに、ワクワクします。やはり、皆、南極や航海を愛しているのですね。
  このオフで、心も体もリフレッシュすることが出来ました。それでは、愛する南極に出発です!

 

 

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船上レポート2 1月16日

Episode2:ニュージーランドの古都ウェリントン

酒井 豊三郎(宇都宮大学)

 

※写真をクリックすると大きな画像をみることができます.

写真1

丘の上のケーブルカー執着駅から見下ろした

ウェリントンの町

写真2

Victoria University of Welingtonの

Kelburnキャンパス

写真3

鉄道駅に隣接するPipiteaキャンパス

写真4

Pipitiaキャンパスで普及講演を行うCo-chiefの一人

Carlota Escutianzalez

 

 

正月3日にそろって日本を発った我々7人は4日ニュージーランドの首都ウェリントンに着いた。北島の南端に位置するこの街は大きな湾に面した港町でもあり文化と芸術そして食通の街だとも紹介されている。

一緒にウェリントンに着くのを嫌がった3個の荷物の捜索と保護依頼のため、空港ですっかり手間取ってしまい、ホテルにチェックインを済ますともう夕食の時間だ。落ち着く間もなく街へ繰り出すことになった。だが予習不足。どこに食通が唸る店があるのか・・・。 翌日、JR号に乗船。各国から集まった研究者やテクニシャンが互いに名乗りあう。旧知の顔を見つけて懐かしむ脇で「一度には覚えきれないよーぉ」との嘆き声(そのうちに手配写真が張り出されるから気にしないでいいよと経験者の慰めも・・・)。

昼からNZODP(New Zealand IODP Office)主催の講演会に招待されてヴィクトリア 大学のピピテア・キャンパスの会場に出かける。国会など国の主要施設が立ち並ぶ地域で一際高く新しい建物の中の会場には普段着とあまり変わらない乗船研究者とダークスーツの招待者が混在し、見慣れない者にとっては異様な感じであったろう。 翌5日には夕方から一般向けの講演会が同じ会場で開催された。二度目ともなれば・・・、それに皆普段着だし・・・。寿司もワインもよかったですね。
船内ツアーやミーティングの無い時間帯は、出自を問わず、皆の足はこぞって街へ向かう。街の中心部から南西の丘陵の中腹に位置するヴィクトリア大学ケルバン・キャンパスを抜けてその上の植物園までケーブルカーが通っているが、我々の何人かはそこまで足を伸ばした。こぢんまりとした街並と美しい曲線を描く湾の水際はすばらしい。
出港前の気持ちの整理と意識の高揚に役立ったのかな?

 

 

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船上レポート1 1月13日

Episode1:Working on the future, working in the past.

Francisco J. Jimenez-Espejo(海洋研究開発機構)

 

※写真をクリックすると大きな画像をみることができます.

写真1

いざ出陣!

- 成田空港出発ゲート前にて -

(写真提供:山根氏)

写真2

笑顔の秘訣はジャンプ!

- ウェリントン港に停泊する

ジョイデスレゾリューション(JR)号の前にて -

(後列左はグラナダ大学のJohn Gonzalez)

 

 

(原文)

In the last 20 years, if you are an astronaut, you want to go to the Moon in a rocket... a Marine Geologist, you want to go to the Antarctic Ocean on board of the R/V Joides Resolution. That was my feeling from the first moment I heard about the IODP program when I was 2nd course undergraduate student in the University. Now I find myself in the first week on board of the R/V Joides Resolution. After ten years in order to finish my university period and Ph. D thesis, more than 2 years in Japan as JSPS Post-Doctoral Student, several weeks of training on the Kochi core center, and countless number of meetings and e-mails for prepare this expedition, and now I am here… Life passes so quickly! Now I feel that dreams can come true for those who work hard and stay focused.

Working on the future… We need to plan our research project very carefully: What is our main research interest; indicate how many samples we request, which technical procedures, how many cubic centimeters of sample but… we did not get NOTHING until now! Although some previous research has been done on this area; we don’t know what will get finally. We are sure that surprises and new discoveries are waiting; nobody has gone as far as we try to go. When you work on the future you cannot avoid make illusions and hopes, and that can be a way to be really frustrated… After recovery the marine core suddenly everything can change and make all the plans useless. For this reason I try to keep open mind and to be ready for any unpredictable discovery… maybe this is the best attitude to keep when you are going to unknown places.

Working on the past… The main objective of this expedition is recovering samples from the sea bottom. These samples are like a book that records the climatic changes that have taken place during the last 35 million years, when Antarctica was a green place without ice. Can I imagine a million years? The bridge of Ise Shrine is rebuilt every 25 years, the Comet Halley moves around the Earth every 76 years, one healthy person can live to 80 or 90 years and accumulate incredible amount of experiences … What can happen in one million years?... What can happen in 20 million years?... In any case we will try to answer these questions with our research.

We expect to collect material from periods when our planet was warmer than present days. This material will give us an idea of what will happen and how fast if the present human induced climate change continuous. We will try to predict the variations on the ocean and the ice if the temperature rise few degrees more during the next years. This is our present work, we are working on the past, and we are working for the future…

 

(日本語訳)

20年前、もし宇宙飛行士だったらロケットに乗って月に行きたい。海洋地質学者なら、ジョイデス・レゾリューション号(JR号)に乗って南極に行きたい。これは私が大学2年生の時にIODPの計画のことを聞いた時の印象でした。今、私はJR号に乗船して1週間目を過ごしています。大学での学生生活、そして博士論文の執筆で10年、その後、博士研究員として2年以上日本で過ごし、さらにその後高知コアセンターで数週間勉強を行い、この航海の準備のための数え切れない会議とEメールを経て、私はここにいます。人生とは早いものですね!今、私は、信念を持ち一生懸命頑張る人の夢は叶うのだと感じています。

 

未来の研究...私たちは注意深く研究プロジェクトを計画する必要があります。私たちの主な研究的興味は、リクエストされたサンプルがいくつあるか、何立方センチメートルのサンプルがあるかに表わされています...しかし、私たちは今までにまだ何も手にしていません。過去に行われたいくつかの研究もこの地域では何も行ってきていません、誰も私たちがチャレンジしている場所(地下深く)に到達したことがないのです。あなたが研究する時、幻想や希望を抱くことを避けられません。そして、そのことは挫折への道にもなりかねません...。コアの回収の後に突然状況が変わり、全ての計画を無駄なものにすることがあります。そのため、私はいつも心を開き、予期しない発見に備えているのです...たぶんこれは未知の場所に行く際の最良の姿勢でしょう。

 

過去の研究...この掘削航海の主な目的は海底からサンプルを回収することです。これらのサンプルはまるで、南極が氷ではなく緑に覆われていた時代、過去約3500万年間に起こった気候変動を記録する本のようです。果たして何百年も前のことを想像することができるのでしょうか?伊勢神宮の社殿は20年ごとに再建され、ハレーすい星が76年ごとに地球に近づき、健康な人間は80や90年間生き、そして驚くべき数の経験を重ねます。いったい、百万年の間に何が起こりえたのでしょうか?2000万年の間に何が起こりえたのでしょうか?...私たちは、こんな疑問に答えるために研究を行います。

 

私たちは、現在よりもこの星が暖かかった時代の試料が採取されることを期待しています。この試料は今の人間が引き起こした気候の変化によって何が起こるのか、そしてそれがどんなに速いものなのかのアイデアを与えてくれます。私たちは、気温が今よりも数度上がった未来の海洋と氷の変化を予測することに挑戦します。これが私たちの現在の仕事、私たちは未来のために過去を研究しているのです。

 

 

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追加乗船研究者募集は締め切りました

 

募集人数

2名

 

募集分野

Sedimentologist

Paleomagnetist

 

募集〆切

6月11日(木) 13:00

 

航海概要

期間:2010年1月4日〜3月9日

掘削船:JOIDES Resolution

掘削海域:南極沖

詳細:

この航海の科学目的(Scientific Prospectus)>>こちら

 

応募する>>こちら

 

その他・注意事項

乗船支援について>>こちら

乗船研究者のためのガイドライン>>こちら

※応募する方は全員英文CV、さらに在学中の場合は指導教員の推薦書が必要となります。

※修士課程の大学院生の場合は乗船中の指導者(指導教員もしくは代理となる者)が必要です。

 

 

 

 

 

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