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Category 

Expedition 334 Costa Rica Seismogenesis Project

  • 航海概要
  • 船上レポート
  • 募集情報(終了)

 

テーマ

Costa Rica Seismogenesis Project

(IODPでの大テーマ:Solid Earth Cycles and Geodynamics)

プレクルーズサマリー>>こちら(PDF)

 

航海期間

2011年3月15日〜4月16日

 

掘削船

JOIDES Resolution(USIO)

 

掘削エリア

 

航海概要

This expedition is part of a project designed to understand the processes that control nucleation and seismic rupture of large earthquakes at erosional subduction zones. It is based on a part of IODP Proposal 537-Full5. Scientific objectives include constraining the architecture, and evolution of the plate boundary megathrust and role of fluids, as well as the nature of the upper plate in a tectonically erosive margin.

 

共同首席研究者

Paola Vannucchi、氏家恒太郎(筑波大学)

 

乗船研究者

J-DESC枠乗船研究者

氏家恒太郎 (筑波大学) Co-chief Scientist
臼井洋一

(ロチェスター大学/

産業技術総合研究所)

Paleomagnetist
宇野正起 (東京工業大学) Petrologist
大串健一 (神戸大学) Paleontologist (Foraminifera -Benthic)
亀田 純 (東京大学) Sedimentologist
斎藤実篤 (JAMSTEC) Structural Geologist/Logging Scientist
堤 昭人 (京都大学) Physical Properties/logging Scientist
山本由弦 (JAMSTEC) Structural Geologist

 

 

航海詳細>>USIOのページへ

IODP第334次航海 船上レポート〜 コスタリカ沖より〜

更新: 2011年3月31日

※更新の日付は日本時間

 

Exp. 334船上レポートインデックス

 

レポート2>>これまでの生活ぶり

レポート1>>jump in at the deep end

 

船上レポート(3月31日)

これまでの生活ぶり

氏家恒太郎(筑波大学)

 

日本のみなさんこんにちは。筑波大の氏家です。中米コスタリカ沖沈み込み浸食縁辺域の地震発生過程を目指した最初の航海であるExpedition 334は、早くもスケジュールの半分を消化しました。私は、今回共同首席研究者として乗船しています。この航海は何を目指しているのか、詳しくはプレスリリース(http://www.j-desc.org/modules/tinyd0/rewrite/uploads/docs/press/334_110307.pdf)などをご参照して頂くとして、ここではこれまでの生活ぶりについて簡単に紹介したいと思います。

 この航海の開始日は3月15日、乗船研究者は遅くても3月14日までにコスタリカ入りしなければなりません。東日本大震災による影響で日本人乗船研究者の参加が危ぶまれましたが(私含め日本人乗船研究者2名は帰宅難民でした)、なんとか無事にみなさんコスタリカに到着しました。沈痛で複雑な気持ちのまま出国したのですが、到着するや他の国の乗船研究者含めありとあらゆる人(例えばレストランのウェイター)から気遣いの言葉を頂き、感謝する次第です。船上では大震災で被害に遭われた方々に対し、乗船研究者と掘削関係者で日本の方角に向かって黙祷しました。

 

写真1 日本の方角に向かって東日本大震災で被害に遭われた方々に対し黙祷。


 

 

 さて、今回は米国の深海掘削船ジョイデス・レゾリューション(JR)号による掘削を行っているのですが、2007-2008年に船内が大幅改造されており、11年振りに乗船したのですっかり別船状態です。しかも以前より快適になっています。具体的には、

  • 食堂に窓がついた。食事も十分おいしい(以前のJR乗船時より良くなったと感じています)

  • 部屋が4人部屋から2人部屋に変更。掘削船は12時間シフト性なので、実質個室のようなものです

  • ジムに大画面ディスプレーが設置され、MTVや映画をみながら運動できるようになった

などなど。

 

写真2 コスタリカ・プンタレナス港に停泊中のジョイデス・レゾリューション号。3月だけどここは熱帯。暑い!

 

 

 さて、日本人乗船研究者ですが、頼もしい限りです。事前戦略会議をもとに各自が明確な研究プランを持って乗船していることもあり、サンプリングプランのプレゼンテーションは分かり易く好評でした。また、船上データの取得にも励んでおりproductivityは高いものがあります。この調子で頑張りましょう!それでは、また。

 

写真3 掘削コアよ、早くあがってこい。向かって左から大串さん(古生物学、神戸大)、斎藤さん(孔内計測・物性測定、JAMSTEC)、Zhuさん(物性測定、中国)、堤さん(構造地質学、京都大)、山本さん(構造地質学、JAMSTEC)。

写真4 We hit basement! 掘削同時検層が成功し、ガッツポーズする斎藤さん(孔内計測・物性測定、JAMSTEC)。

 

 

 

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船上レポート(3月24日)

jump in at the deep end

臼井洋一(産業技術総合研究所・ロチェスター大学)


 今回の航海は「コスタリカ沖沈み込み浸食縁辺域における地震発生過程の解明」を目指すもので、この目標の英語表記の頭文字をとって、CRISPと呼ばれています。地震発生につながる地殻中の力のバランスやプレート境界の侵食の様子を明らかにするため、28人の研究者が約1ヶ月の航海に参加しています。

 私は、2名いる古地磁気学者のうちの1人として乗船しています。私の参加までの紆余曲折を少しご紹介したいと思います。航海に申し込むに当たり、まず海洋底玄武岩を測定しようと思いプロポーザルを提出したのですが、共同首席研究者から「玄武岩は掘らないんだけど、どうする?」という旨の返事をいただきました(昔の計画では掘ることになっていたのです。念のため)。ここで私は決断を迫られます。IODPの主流である2ヶ月の航海より短いとはいえ、1ヶ月の航海とその後多年度に渡る試料の科学分析を、それも“多国間国際協力プロジェクト”の一員として行う責任は非常に大きい。いわゆるプランB(次善策)状態で参加していいものか?その一方、プレート沈み込み帯の研究に関して、いつかは携わりたいという希望と、同業(古地磁気学)の研究者があまり参入していないことへの不満もありました。迷った末、最終的には研究計画を作り直して参加を決め、それからはあっという間にコスタリカに来てしまった気持ちです。この決断の最終的な結果はまだわからないものの、CRISPを通じて既に、国内外の研究者と有意義な関係を築けている点では満足しています。

今回の航海では、各国の乗船者も、個々人はさまざまなモチベーションをもって参加しているように感じます。まさに地震・地殻変動に人生をかけて取り組んでいる人、それよりは火山だな、と言う人、独自の測定手法を適用する人、所属研究機関の意向で参加した人などなど。

しかし個人的な成功以上に重要なこともあります。地震が起こる場所・時間・大きさについての理解がまだまだ足りないことは、このたびの東北・関東大震災で思い知らされました。ニュースを見聞きするたびに、航海の成功に貢献しようという決意を強くしています。

今日までの一週間強は、コア試料を回収せずに、掘削孔をセンサーで探る方式で調査を行っていました。流れ来る噂によると、随分よい結果がでたらしい(?)。私はコアが上がるまで実際の測定は行わないので、機器のノイズをはかるためのソフトもどきを書いたりして、ウォーミングアップしていました(この手の作業をみっちりやって論文を書いた人も過去にいますが、まだ私には真似できませんでした・・・)。この後一日程度の機器の輸送を挟み、いよいよコア試料の回収に突入していきます。古地磁気チームが船内で行う測定は、得られた資料の向きや年代をすばやく推定することができます。これらはプレートの力の向きや構造運動の年代の研究に使うことができるでしょう。あと20日あまりが過ぎたとき、全研究者の結果を合わせてどんな第一報が得られるのか、そこにどれだけ貢献できるのか、気を引き締めているところです。

 

 

写真1 嵐の前の静けさ?


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募集要項

乗船者募集〆切

2010年5月15日(土)

2010年6月20日(日)

 

応募する>>こちら

 

その他・注意事項

乗船支援について>>こちら

乗船研究者のためのガイドライン>>こちら

※応募する方は全員英文CV、さらに在学中の場合は指導教員の推薦書が必要となります。

※修士課程の大学院生の場合は乗船中の指導者(指導教員もしくは代理となる者)が必要です。

 

 

 

 

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