Exp. 369 Australia Cretaceous Climate and Tectonics

航海概要

航海概要

テーマ

Australia Cretaceous Climate and Tectonics

プロポーザル#760-Full2>>こちら(フルバージョン)

Scientific Prospectus>>To be published

航海予定期間

2017年9月26日~11月26日

掘削船

JOIDES Resolution

乗船/下船地

Hobart to Fremantle, Australia

掘削地点

369map

 

科学目的

The Australia Cretaceous Climate and Tectonics Expedition (based on IODP Proposal 760 Full) aims to understand the paleoceanography and tectonics of the Naturaliste Plateau (NP) and Mentelle Basin (MB) off SW Australia.

Core and log data from a series of sites in water depths between 850 and 3900 m will investigate: (1) The rise and collapse of the Cretaceous hothouse; (2) the controls on oceanic anoxic events during major carbon cycle perturbations; (3) Cretaceous paleoceanography including deep and intermediate water circulation; (4) Cenozoic to recent paleoceanography including influence of the Tasman gateway opening and Indonesian gateway restriction; and (5) the tectonic, volcanic, and depositional history of the NP and MB prior to Gondwana breakup, as well as after separation from India and subsequently Antarctica.

JRSOのページ>>こちら

共同首席研究者

Brian Huber & Richard Hobbs

J-DESCからの乗船研究者
氏名 所属 役職 乗船中の役割
黒田潤一郎 東京大学 准教授 Sedimentologist
長谷川卓 金沢大学 教授 Inorganic/Organic geochemist
Maria Luisa Tejada JAMSTEC 研究員 Petrologist

乗船に関わるサポート情報

乗船研究者としてIOから招聘される方には乗船前から乗船後に至る過程の数年間に様々なサポートを行っています。主な項目は以下の通りです。

  1. プレクルーズトレーニング:乗船前の戦略会議やスキルアップトレーニング
  2. 乗船旅費:乗下船に関わる旅費支援
  3. アフタークルーズワーク:モラトリアム期間中の分析
  4. 乗船後研究:下船後最長3年で行う研究の研究費

乗船の手引き(乗船前準備や船上作業・生活方法に関する経験者からのアドバイス集)>>こちら

お問い合わせ

J-DESCサポート
海洋研究開発機構 横浜研究所内
E-mail: infoの後に@j-desc.org
Tel: 045-778-5703

募集情報

募集情報

募集分野

制限なし
paleomagnetist(追加募集分野)

応募>>こちら
応募用紙の記入方法>>こちら

募集〆切

2016年8月15日(月)
2016年11月21日(月 追加募集〆切 締め切りました

Information Webinar

August 3, 2016 at 4:00 pm EDT

To learn more about the scientific objectives of the expedition, life at sea, and how to apply to sail, please join us for a web-based seminar on Friday, July 29, 2016 at 12:00 pm EDT.
To participate in the webinar, you will need access to the internet with a computer equipped with a microphone and speaker. To register, please visit https://attendee.gotowebinar.com/register/5362967296379684612.

注意事項

応募する方は全員英文CV、さらに在学中の場合は指導教員の推薦書が必要となります。
修士課程の大学院生の場合は乗船中の指導者(指導教員もしくは代理となる者)が必要です。

船上レポート

最終更新日:2017年10月10日
※日付は日本時間

レポートインデックス

レポート2(2017年10月10日)>>掘削が始まりました。黒色泥岩の嵐です
レポート1(2017年10月4日)>>感動の出航。いざ帆をあげて

レポート2:掘削が始まりました。黒色泥岩の嵐です

2017年10月10日
長谷川卓(金沢大学 教授)

10月10日、Joides Resolutionのミッションが始まって、2週間になります。乗船、様々な講習、船からの脱出訓練など様々な体験を経てここまで来ました。長谷川は移動期間中にサイエンスセミナーでニュージーランドの白亜系OAE2期の古環境変遷を有機地球科学の観点から研究した結果を紹介しました。同じ南半球高緯度域の研究とあって、多くの乗船者に興味を持ってもらうことができました。

現在、最初の掘削地点であるU1512Aから28本目のコア28Rが上がったところです。Core2の途中からずっと灰黒色泥岩が連続し、皆が何か変化を求めているような空気です。我々は、このエクスペディション、特にこのサイトでは白亜紀セノマニアン/チューロニアン境界付近のOAE2期の黒色泥岩の回収を目指してきました。しかしどうやらこの堆積盆はその時代よりももっと後の時代まで有機物に富む泥岩がたまり続けていたようです。我々地球化学者はキャットウォークで間隙水用の試料とヘッドスペースガス分析用の試料も取りますが、これを処理している化学実験室は、入室すると、かすかにオイルの臭いがするというほどオイルリッチなようです。有機地球化学者として乗船している身としては、このように有機物がしっかりと抽出できそうな試料が手に入ることに喜びを感じると同時に、しっかりと年代モデルができることを願っているところです。古生物学者たちは頼もしく、きっと期待に添える結果を出してくれるでしょう。

JR船内ツアーの折に撮影した、掘削やぐら(derrick)の真下からの映像です

ドリリングのオペレーションルームです。古めかしいメーター類が並んでいますが、これが最も操作性、安全性上優れているのだとか。

1日2回、ナイトシフトとデイシフトが交代するときに行われる情報交換のミーティングの様子。

日本から参加の(左から)長谷川、黒田、デハダ。白亜系の黒色泥岩コアの前で。

 

レポート1:感動の出航。いざ帆をあげて

2017年10月4日
黒田潤一郎(東京大学大気海洋研究所 准教授)

皆様こんにちは。東京大学大気海洋研究所の黒田です。
9月27日国際深海掘削計画IODP第369次航海が始まりました。
11月26日までの二か月間、JOIDES号はオーストラリアの南岸を西へ西へと向かい、グレートオーストラリア湾とメンテレー海盆で堆積物や基盤岩を掘削回収します。ゴンドワナ超大陸の分裂の歴史や白亜紀の南半球高緯度域の古気候・古環境記録を得ることが目的です。

ホバート停泊中のJOIDES号

日本からは、JAMSTECのMarissa Tejadaさん、金沢大学の長谷川卓さんと私の三名が乗船します。J-DESCのHPで船内の様子をお伝えしていきます。

我々三名は9月25日にタスマニア大学の海洋研究所IMASで元・東京大学のMike Coffin先生が主催するセミナーにお呼びいただき、航海に参加する目的や研究内容について講演しました。ホバートはタスマニア州都の港町で、オーストラリア第二の歴史を持つ美しい街です。タスマニアの天気はめまぐるしく変わり、雨後の晴れ間には虹が輝き、山は雪化粧。夜には澄んだ空に南十字星が瞬きます。

タスマニア大学IMASでMike Coffin先生と

ホバート湾の虹

IMASは埠頭に面しており、オーストラリアの砕氷極域調査船オーロラ・オーストラリウスも停泊していました。真っ赤な出で立ちで、かっこいい船です!

9月26日、第371次航海を終えたJOIDES号がホバートに帰港しました。第371次航海は大成功に終わり、失われたジーランディア大陸の謎が全て解明されてしまいそうな勢いです。

私たちは翌9月27日にJOIDES号に乗り込みました。船は週末までポートコールで、この間に荷積みや乗船者の交代、次の航海の打ち合わせや一般公開が行われます。ホバートでは土曜にはのみの市が立ち、大いに賑わいます。しばしの陸地との別れを惜しみつつ、散歩を楽しみます。

9月30日午後、いよいよ出航の時がきました。いざ、大海原へ!

と思っていたら、荒天のため出航延期。予定に反してこの夜も肝臓はフル稼働となりました。結局、出航は翌10月1日の早朝。何よりも早起きが苦手な私は、感動の出航シーンをすっかり逃してしまいました。

さようならタスマニア

出航後は予想通りの揺れ。傾きが10度を超えると辛くなってきます。揺れているとはいえ、掘削地点に向かうまでに早速お仕事が始まります。分析機器の講習や、乗船後研究の打ち合わせ、航海レポートのMethod部分の執筆などです。乗船メンバーの顔も徐々に覚え、よい雰囲気の中で仕事が進みます。

このまま順調に西進してゆけば、週末にはグレートオーストラリア湾に到着し、最初の掘削地点U1512で掘削が始まります。皆、どのようなコアが回収されるか、期待に胸を膨らませています。

 

報告書類

  • プレクルーズトレーニング
    開催期間:2017年6月22日~23日
    開催場所:金沢大学
    開催報告:PDF
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